獣は帰り 時計は午後の舟となり 小さな叫びを眠らせている
どの貝もらせんを持つしどの村もK氏が宿にたどりつく夜
死者以上であるかのごとく振舞えばただ下がりゆくばかりの水位
ときおりは何かの刑で犬であり私であるかのように連れ立つ
ただ数を数えたくなる 水切りの石を遠くに投げてください
思い出がきれいに澄んでいきそうで草を千切ったあとの爪の香
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